序章 彼の地ポルトガルへ
まだ「キャプテン」と呼ばれていなかった頃…
ジャック・スパロウは世界の掃き溜めとも呼ばれた歓楽街、
カリブ海のトルトゥーガで育った
海の荒くれ者が集うその町は、酒場と売春宿で賑わっていた
まだ少年だったスパロウは、売春宿で働く女性たちに可愛がられていた
艶やかな肌を露わにし、男を魅惑するかのように振る舞う彼女たち
異性同性の隔たりなく、性の快楽に溺れる日々
そんな環境に囲まれて育ったスパロウ
女性のような身のこなし、魅力、やる時はやる根性、そして狡猾さ…
それらは全て彼女たちから自然と学んだものだった
青年となったスパロウは、いつも目の前にあった海を
違う眼差しで見つめていた
荒くれ者から守られるようにして育ったスパロウは
流血を好まない穏やかな性格からか、海賊には向いてないと
誰もが思っていたし、スパロウ自身もまたそう思っていた
でも、海の向こうの世界へ想いは募るばかりだった
ある日、トルトゥーガの港に大きな白い帆船が入港した
明らかに海賊船とは違うその船に、街の人の話題は持ちきりだった
その船はポルトガル商船で、闇取引をするためにやってきたのであった
高貴な佇まいの商人が、船員を従えてタラップを降りてくる
別の船員は食料や金品財宝を帆船に積み込んでいた
ここでスパロウの狡猾さが発揮された
一人の小太りな船員に近づき、陽気にブランデーを飲み交わす
瞬く間にこの船員と親しくなり、一員として同乗することになった
この男が、後のスパロウの右腕ジョシャミー・ギブス航海士だった
帆船はトルトゥーガを出港、東へと航路を向けた
スパロウはついに夢にみた東の世界へ旅立つのだった――
テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム
2007.01.02 | | Comments(2) | 航海日誌 ■





