無常に流れた「時」
15時半に家を出て親と田舎へ。
新大阪でお土産と食料を買い込んで、スーパーくろしおに乗った。
これから4時間以上の長旅になる。
『陸の孤島』だけあって、のんびりした電車旅だ。
20時40分に串本に着くが、折り返す普通電車がない。
バスもない。コンビニもない。
仕方ないのでタクシーを電話で呼び、祖父母の家まで行く。
結局家から6時間の長旅だった。
串本駅前に帆船の彫像があった。
「もしやあれは…」
そう、レディ・ワシントン号だ。
日本に最初に来た黒船は浦賀に来たペリーの船ではなく、
このレディ・ワシントン号が最初なんだ。
DOLをやってなきゃ、フーンで見過ごしていたものも、
今では興奮して激写(笑)
祖父母とは5,6年程会ってなかっただろうか。
会うやないや「綺麗になったなぁ!」だって@@
でも反面、特に祖父の老いが酷かった。
ヌコのベチョもすっかり老いていた。
前見た時はチャリ漕いでたのに、今じゃほぼ寝たきりなんだそうだ。
会話に花を咲かせてる横で、私は寝る部屋に向かった。
ふと、時計が無いかと探したら、私が生まれる前からあった、
擦り切れて年季の入った古時計が壁に掛けられていた。
懐かしいなと思いながらよく見ると、
阪神淡路大震災が起きた時間で止まっていた。
そうだった、祖父母にとっての息子、母にとっての弟、
私にとっての叔父が死んだ時刻を刻んでいるんだ、あの時のまま…。
当時の家は全壊したが、この時計は瓦礫の中から持ってきたのだろう。
そんな事を思いながら、今も被災地にいるかもしれない新潟・長野の人に
思いを馳せつつ、今日は早々に床につく事にした。
2007.07.18 | | Comments(0) | 粘土模造&雑記 ■






