ショートショート 『とあるヌコの物語』
すっごい久しぶりにあささんがブログを更新したんだが、
ヌコ語がキマってるっていうかハマってるっていうか。
「この口調でこれ以上続けると、頭がおかしくにゃりそうにゃので終わるにゃ
仕事しすぎてイカレタと思われたくにゃいにゃん
でも、悲しいことに我輩には回せる友達がいにゃいんだにゃー
やったことのにゃい人、全員参加でよろしくにゃ」
とあったので、もうやったことあるが、せっかくブログ更新したんだし
貰ったろーじゃないですか?(。-∀-)
ってわけでヌコ語で記事を書くとしやう。
But....普段のDOL記事をヌコ語で書いたってありきたりで面白くない。
そこで、ヌコ語のためにショートショートを書き下ろした。
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我輩はヌコである
名前はまだにゃい
毎日リスボンの高台で海を眺めながら、日向ぼっこしているにゃ
リスボンはすごく人が多い街みたいで、大きな港があるにゃー
小さにゃ船や大きにゃ船、漁船や軍艦などが
港を出たり入ったりしてるにゃ
我輩の毎日のゴハンは、港に捨てられた魚肉を食べたり
冒険者の釣ってきた魚をかっぱらったりするにゃ
そんなこんなで、食べたことの無い魚はないくらいだにゃ
ルドルフとイッパイアッテナも顔負けだにゃん
しかし、我輩でも唯一食べたことの無い魚があるにゃん…
街に落ちているわけもなく、冒険者も商人も皆大事そうに抱えていて
かっぱらうことの出来にゃい魚にゃのにゃ
その名も「マグロ」にゃ
イワシやサンマよりプリプリと太っていて、
きっとおいしいんにゃろにゃーと想像しては、よだれを垂らす日々にゃ
ある日のことにゃ
その日は、朝からリスボンはあいにくの雨だったにゃ
我輩は高台の砲台の下に潜り込んで、雨がやむのを待っていたにゃん
でも一向にやみそうににゃくて、我輩は濡れてブルブル震えていたにゃ
寒いにゃ…お腹も空いたにゃ…
仕方がにゃいにょで、びしょびしょに濡れながらリスボンの街を歩いたにゃ
人は皆、雨に濡れまいと駆け足で我輩の横を走っていくのにゃ
とにかくこのままでは風邪を引くので雨の来ない所を探したにゃん
戸の開いている家があったので、人目を盗んで入ったにゃー
そこはろうそくの光で、ぼんやりと照らされた教会だったにゃ
教会の隅で我輩は毛づくろいをして雨濡れた身体を暖めたにゃん
ひととおり身体が暖まったら、急激にお腹が空いてきたにゃん
ここにゴハンが落ちてないかちょっと見て回ろう…
そう思ったとき、若い娘が教会に入ってきたにゃ
その娘は大事そうにマグロを抱えていて、それを祭壇の上に置いたにゃん
「ラモエルエッサイム…弟の目がよくなりますように」
一心に祈った若い娘は、急ぐように教会を後にしたにゃー
我輩の目の前にはマグロがあったにゃ…
我輩はとてもお腹が空いていて、いけないことだと分かっていながら
そのマグロを教会の隅に引っ張っていって残らず食べたにゃ
その夜は外は嵐だったので、教会でそのまま眠ったにゃん
我輩は夢を見たにゃ…
泳げないはずなのに海の中をなぜか泳いでたにゃん
我輩が今まで見たことのある魚たちが一杯泳いでいたにゃん
そして最後に、一匹のマグロがそこにいたにゃ
マグロは我輩に向かってこう言った…
「あの若い娘の捧げたマグロをお前は食べたのだな」
我輩はとても怖くなって、逃げ出したかったにゃ
「弟の目がよくなって欲しいという願いが篭った
大事なマグロだということは分かっておったのじゃろう?」
申し訳ないことをしたと思って、我輩はしょげてしまったにゃ…
そんな我輩の様子をみてマグロは言ったにゃ
「そんなお前に課す。魚の目を集めてあの若い娘の家の玄関に置くのだ。
それも、新鮮な青い魚でなければならない。
日ごろから魚をかっぱらってるお前なら出来るな?」
目が覚めたら、そこは朝の光に包まれた教会だったにゃ
我輩の頭にはマグロの言葉がずっと響いていたにゃん
青い魚…沢山の魚を食べてきた我輩には
青い魚がどれであるかは大体分かるにゃ
それからはあくる日もあくる日も、落ちている魚や、
青い魚を持っている人を見つけては片っ端からかっぱらって、
目だけを若い娘の玄関に置いたにゃ
毎日毎日かっぱらっていたにょで、追いかけてきた人間に蹴られたり、
靴が飛んできてアザを作ったり、キズだらけになったにゃ
それでも無我夢中で新鮮な青い魚を盗んでは、休むことなく目を玄関に置いたにゃ
若い娘は最初はびっくりしていたが、あまりにも毎日玄関先に
新鮮な魚の目があるので、これはきっと神様の贈り物だと思って
大事そうに家に持って入るようになったにゃん
そうして何日が経っただろうか
また夢にあのマグロが現れたにゃ
「お前も充分な程の魚の目を集めてくれた。
どれもこれも新鮮であの分では大丈夫じゃろう。
だがしかし、あと一つ足りないのだ」
あと一つ…それは一体なんなのにゃ…
「ワシの目じゃ。そうマグロの目が足りないのじゃ。」
マグロ…それは無理にゃ!にゃかにゃか手に入らないにゃ!
無理に手に入れようとしたら、それこそ今度は殺されてしまうにゃ!
「しかし、マグロの目がないとダメなのじゃ。
残るはただそれ一つじゃ」
目が覚めた我輩は、重い足取りで港に向かったにゃ…
マグロは数が少ないので、なかなか見つからにゃい
港の片隅で荷卸しされる魚を次々眺めていたにゃ
ドスン!
横ですごい大きな音がして我輩はひっくり返ったにゃ
そこには大きな木箱にマグロがぎっしりと入っていたにゃ
太った大層身なりのいい豪商が、そのマグロの持ち主だったにゃ
我輩はこれしかないと思って、機会をうかがっていたにゃん
その豪商が豪快に笑いながらお金をチャラチャラいわしていた隙に
我輩はマグロの尾を咥えて走り出したにゃ!
マグロはとても重たくて、木箱からドスンと落ちたにゃ
その音に気づいた豪商が怒り狂って
「このドロボー猫め!こうしてやる!」
といって、いきなり猟銃を構えて我輩に向かって一発撃ったにゃ
我輩は恐怖とマグロの重さで、必死になって若い娘の家に向かったにゃ
もうわき目も振らず無我夢中で走って走ったにゃ
若い娘が物音に気づき、玄関を開けたそこには
一匹のマグロの上に、一匹の猫が血を流して倒れていた…
にゃんで我輩が今生きているのかって?
あの後、若い娘はマグロと我輩を家に運び、親身になって治療してくれたにゃ
マグロも目を取って、大事そうに調理して弟に食べさせてたにゃん
あれを食べると目が良くなるのかは知らないが、少し良くなったみたいだにゃ
書庫にいる偉い学者さんが言うには、
青い魚の目に含まれるドコサヘキサなんたらが良くて、
中でもマグロには大量にそれが含まれてるのだそうにゃ
まあそんなことは、ヌコである我輩にはどうでもいいことにゃ
それ以来、我輩はその家の飼いヌコになったにゃ
でもほとんどはこうして、リスボンの高台で
毛づくろいしながら、ぬくぬく日向ぼっこしてるのにゃん
― おしまい ―
テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム
2007.04.25 | | Comments(0) | 粘土模造&雑記 ■





